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GARCIA BREWING

クラフトビール作りは自分の色を出すことのできる仕事ー

ー喜納誠侍さんインタビュー

【取材・執筆・写真:静岡大学地域創造学環 3年 渡邊紗也佳、2年 武田小真智、1年 日名子ゆり】

クラフトビール作りは自分の色を表現できるもの

 2007年に沼津のベアードブリューイングを訪れクラフトビールに出会ったというGARCIABREWING代表のフレディ・ガルシアさん。その時にビアパブで飲んだエールというクラフトビールに、感銘を受けたと言います。
「ずっと自分の色を出せる仕事はないかと考えており、クラフトビールならそれが叶うと思いました。」

多忙のガルシアさんに代わり今回インタビューに答えてくださったのは、GARCIA BREWING(静岡県三保の松原)の喜納誠侍さん。喜納さんはフレディさんの甥っ子さんで、フレディさんと同じく出身はペルーだそうです。4歳の頃から来日され、現在GARCIA BREWINGに勤めています。フレディさんのことやGARCIA BREWINGについて、私たちにたくさんのことを語ってくださいました。
そんなペルー出身のスタッフの方々が活動しているGARCIA BREWINGのクラフトビール。原材料はペルー原産のキヌアを使用しており、フルーティな香りと独特な甘みが特徴だそうです。

 

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インタビューに答えてくださった喜納誠侍さん

Q. フレディさんがキヌアを選んだ理由は何ですか? また、キヌア入りのビールを使用している醸造は日本では他に一つしかないとお伺いしましたが、キヌアに出会ったエピソードなどがあれば教えてください。
「はい。最初はどんな特徴のビールを作ろうか試行錯誤していました。水飴や小麦なども試してみたり...。そんな時、ペルー出身ということもあってキヌアを使ってみようということになりました。ペルーではキヌアは日常的に家庭の食卓に並べられるような一般的な食材です。キヌアは見慣れており特徴もよく分かっているため、扱いやすい食材でもありました。キヌアが日本で使われていない食材でもあるのでビールの特徴にもなると考えました。ビール製造で試用したらうまくいったため、キヌアを利用した独自のビールの開発を始めたのです。出会ったきっかけ、というよりは小さい頃から慣れ親しんだ食べ物というイメージですね。」

そして喜納さんは、「クラフトビール作りは自分の色を出すことのできる仕事です。」と印象的な言葉を口にしました。クラフトビールに対するこだわりが伝わってきますね。
 

数々の賞を受賞したガルシアブリューイングの乳製品へのこだわり

GARCIA BREWINGでは、クラフトビールだけでなく乳製品もその魅力の一つです。その腕前はジャパンチーズアワードで2016年から2020年の間に2度の銀賞、1度の銅賞を受賞するほど。良質な静岡の朝霧高原の牛乳を使用し、自分たちが「この商品だったら売れる!」という自信のある商品以外は店頭に並べない、と喜納さんは話しました。なんとジャパンチーズアワードの銀賞を取ったチーズと同じくらいの味のカマンベールチーズを作っても、社長が味が気に入らないというだけで完成品10キロを丸々捨てたこともあったそうです。厳選されたチーズだからこそ、全国に認められているのですね。

夢を実現するために10年。フレディさんが大切にしている3つのこと

現在三保の松原にあるGARCIA BREWING。店舗スペースの奥にはクラフトビール製造工場が併設されています。このブリューイングを設立するために、フレディさんは10年もの月日をかけられたそうです。

Q.  ビールの製造で苦労したことを教えてください。
A.  「作るまでがとにかく大変でした。来日外国人でしたので資金援助も見込めません。そこで2010年から2011年まで一度ペルーに帰国して醸造の勉強をして、ビール製造の資格を取り帰国しました。日本で働きながらブリューイング建設の費用を貯めました。人脈を作るためにビアパブなどに参加したりて、やっとできたのが2019年です。小規模のビール製造の機器だけでも1,000万~2,000万はかかるので、コツコツお金を貯めていきました。」
Q. 10年間も!すごいですね。フレディさんは、長い間モチベーションを保つために大切な秘訣などありましたか?
A. 「これは性格も大きく関わっていると思います。どんなに人に難しい、無理だと言われても自分が一度やり始めたことは最後までやり抜きたい!という性格なので、目標に到達するかわからなくてもとりあえず続けてみる、ということをしていました。」

フレディさんが夢を追い続けられた裏には、フレディさん本人の努力を惜しまない性格があったのですね。そんなフレディさんが仕事で大切にしていることは「知識は絶対持て」「常に元気よくコツコツと。」「仕事は丁寧にやり続ける」の三つだそうです。人は死ぬまで勉強する事、常に地に足をつけ、何かうまくいっても浮き足立つことなく努力し続けること、自分の仕事を丁寧にやり続けること。これらは全てフレディさんがご両親の背中を見て学んだことだと言います。仕事では、どんな小さなことでも気をつけているそうです。例えば、ビール製造において”汚い”が商品に直結してしまうこともあり得るため、普段から手洗いうがいを徹底するなど細心の注意をしていると言います。
しかし喜納さんもインタビューの応答の途中では、コロナ禍の苦労をポツリとつぶやく場面もありました。コロナウィルス感染拡大防止の影響でGARCIA BREWINGにも、なかなかお客さんが訪れなくなりました。やっと夢が実現した矢先、残念だと話していました。コロナの影響に負けず、信念と熱意でこだわり抜いたクラフトビールがより多くの人の手に渡ってほしいと、切に願っております。

 

必見!クラフトビールのオススメの飲み方

クラフトビールに対して強いこだわりを持ったGARCIA BREWINGさんに、オススメのクラフトビールの飲み方と乳製品の食べ方について聞いてみました。

 

Q. クラフトビールは憧れるものの、少し癖がありなかなか挑戦しづらいお酒だと思います。初心者や大学生でも飲みやすいおすすめの飲み方などがあれば教えていただきたいです。

A. 「クラフトビールは癖があり挑戦するハードルが高いというのは確かにそうです(笑)。最初飲み始めるのは確かに難しいです。まず、ビールが飲める人は、現在飲んでいるビールに似た味を探して飲み始めてみるのがいいと思います。そして実は、ビールが飲めない人にとっても飲みやすいクラフトビールもあります。クラフトビールにはとてもたくさんの種類があります。好みのビールを見つけることがクラフトビールを楽しむ方法の第一歩だと思います。また、クラフトビールはアサヒとかキリンのように、喉越しが良いというわけではありません。ゆっくり飲みこんで、味、香りが変化するのを楽しむようにして飲むと良いですね。」
 

Q.特製のチーズも人気らしいですね。

A.「はい。普通はチーズにはワインを合わせると思います。でも、実はチーズとビールもとても相性が良いです。クラフトビールはクセが強いため、味の強いチーズと合わせるととてもよく合います。南米では普通に飲まれている組み合わせでもあるのですよ。」


 

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喜納誠侍さん

必見!クラフトビールのオススメの飲み方

なんで三保!?

最後に、どうして三保の松原でお店を出した理由をお聞きしました。三保の松原があるということは外国人の視点から見たらすごいことだが、地元住民はあまり訪れないことがもったいないと、フレディさんは感じていたそうです。フレディさんはクラフトビールを販売していれば、珍しいもの見たさでふらっと立ち寄ってくれるお客様も多いため、ここなら地域を盛り上げられると考えたと言います。今回ご紹介したクラフトビール「かっぽれ」も来日してすぐ参加した「清水港かっぽれ」というお祭りから着想を得て作っているのだとか。三保の松原にクラフトビールのブリューイングができた背景には、フレディさんの惜しみない努力が隠されていました。

PICK UP

アルコール度数5%

淡色のビールであり、ホップの爽やかな苦味に、爽やかな麦の香りが漂い、後味スッキリなビールです。
小麦を使用し水の様にゴクゴク飲める夏にピッタリのビールに仕上げてあります。
(ホームページより)

 

 

かっぽれ Pirsner  ※キヌア使用・・・税込¥3,600 

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JAPAN CHEESE AWARD2016と2020で2度の受賞。
安心安全の国産材料・職人の手作り・調理で使い勝手が良い。
モッツァレラチーズより濃厚で弾力のあるフレッシュチーズ。

塩分控えめにしておりますのでお好みで塩やバルサミコ酢ハーブ類、または生ハムなどと合わせると手軽なお酒のおつまみとなります。(ホームページより)

 

 

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【2度受賞】ケソフレスコ4個セット・・・・税込¥2,000 
 【JAPAN CHEESE AWARD・2016・2020】

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