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静岡醸造

"ビール"と言えば静岡と呼ばれる街にー

ー福山康大さんインタビュー

静岡でクラフトビールに情熱を注ぐ醸造家たち! 

ビールで生まれる一体感

もともとおいしい物を探すことが好きだったという福山康大さん。そのおいしい物の中にビールも含まれており、日本でクラフトビールが再燃した2012年にコンビニでたまたま手に取ったビールの本をきっかけにビールづくりに興味を持ち始めたという。また、海外に留学した際、日本と外国のビールの味や居酒屋の場所としての違いを知り、その後アオイブリューイング、フジヤマハンターズビールの二か所でのビールづくりの経験を経て今年、自身で静岡醸造を立ち上げた。

そんな静岡醸造は「駿府の工房 匠宿」に醸造所を構えており、今後は匠宿内のレストランでビールを提供していくそう。福山さん曰く、「匠宿の自然的な雰囲気が気に入っている」そうだ。

駿府匠宿:〒421-0103 静岡県静岡市駿河区丸子 3240-1 開館 10:00~19:00 月曜定休

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インタビューに答えてくださった福山康大さん

1.ビールづくりをはじめたきっかけ
ビールづくりのきっかけは何ですか?

もともとおいしい物を探しや食べ歩くことが好きだったんですよ。その中にビールも含まれていました。クラフトビールに興味を持ったきっかけは、コンビニでビールの本を手に取ったことですね。

ビール醸造所を立ち上げようと思ったきっかけは何ですか?

最初は飲食のバイトも考えたのですが、マイペースに楽しく働きたい自分に合わなかったので、ビールづくりの道へ進みました。2014年から仕事を始めたんですけど、会社のブランドイメージやオーナーの意向などがあるので、なかなか自分の求めるビールを造れないんですよね。そこで、自分で会社を立ち上げれば自分の作りたい味を作ることができるようになるのではと思い、静岡醸造を立ち上げました。

匠宿という場所を選んだのはなぜですか?

実は、最初は静岡市内の大きいところに設立したいと考えていたのですが、地価が高くて土地探しに難航していたんです。そんなとき、知り合いに紹介してもらった場所が匠宿でした。匠宿は立地も面白いですし、古い日本らしさを感じることができる良い場所なので、ここに決めました。

20歳の時、スペインに行かれていたことがあるようですが、現地ではどのようなことをされていたのですか?

スペインではヨーロッパのビールを楽しむことが出来ました。。ヨーロッパのビールが沢山あって、周りの友達もみんなお酒好きで。バルは一日中行われており、その中に小さな子ども連れの方からお年寄りまでいるというような空間でした。日本ではバルというと「飲む場所」というイメージですけど、スペインの文化的に「バル=人と話をする場所」というイメージなんだと思います。

必見!クラフトビールのオススメの飲み方

クラフトビールに対して強いこだわりを持ったGARCIA BREWINGさんに、オススメのクラフトビールの飲み方と乳製品の食べ方について聞いてみました。

 

Q. クラフトビールは憧れるものの、少し癖がありなかなか挑戦しづらいお酒だと思います。初心者や大学生でも飲みやすいおすすめの飲み方などがあれば教えていただきたいです。

A. 「クラフトビールは癖があり挑戦するハードルが高いというのは確かにそうです(笑)。最初飲み始めるのは確かに難しいです。まず、ビールが飲める人は、現在飲んでいるビールに似た味を探して飲み始めてみるのがいいと思います。そして実は、ビールが飲めない人にとっても飲みやすいクラフトビールもあります。クラフトビールにはとてもたくさんの種類があります。好みのビールを見つけることがクラフトビールを楽しむ方法の第一歩だと思います。また、クラフトビールはアサヒとかキリンのように、喉越しが良いというわけではありません。ゆっくり飲みこんで、味、香りが変化するのを楽しむようにして飲むと良いですね。」

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2.ビールの魅力とこだわり
ビールの魅力は何ですか?

それはやっぱり酔えることですね!あとビールってみんなのための飲み物というイメージがあるじゃないですか。そこにある一体感も素敵だと思っています。

福山さんが考える「ビールの多様性」とは何ですか?

「自由」ということですかね。ビールって原料の組み合わせによって、ワインらしい風味や日本酒らしい風味を持つビールなど、様々なビールをつくることができるんですよ。使用する麦芽によって様々な色や味を生み出せます。柑橘系や南国のフルーツ等とも合わせることができますよ。

原料に対するこだわりはありますか?

世界中ほとんどのビールの原料は同じなんですよ。その中で、静岡の特産物とビールを組み合わせて、静岡らしいビールをつくりたいです。以前、静岡茶とビールを組み合わせて作ったのですが、お茶独特の生臭さが残り、おいしいビールを目指すにはまだまだ課題が山積みです。

Twitterで『「ビール×お笑い」の時代が来ます』というような投稿をされていたと思うのですが、どのようなことをしていこうと考えているのか教えていただきたいです

あれは冗談のようなものですよ(笑)。でも、笑いながら飲めるようなビールにしたいとはいつも思っています。店頭に並んでいたらクスッと笑えるようなブランドを作ってみたいですね。

まだあまりビールを飲んだことのない人がビールの違いが分かるようになるためにはどうしたらよいですか?

人によって味の好みや感じやすい味もありますけど、違いの分かる人と飲めば次第に違いが分かってくると思います

3.今後の展望
これから製造や経営を行う上で大切にしたいことはありますか?

やはり「自分が楽しくやる」ということは大事にしたいですね。

どんなビールをつくりたいですか?

レストランで提供するような食事にあう味的にはワインのようなビールを作りたいですね。ドライすぎず甘すぎない複雑なもので、食事に合うビールを造りたいです。いまのところ新しいものを年間で120~130種類程は造っていきたいですね。

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今後の予定などは決まっていますか?

12月中に発酵タンクの設置をする予定です。3月には販売を開始したいと考えているので、売り上げが軌道に乗ったらボトリングもしたいと考えています。今のところは、同じ匠宿にある飲食店でビールを提供する予定ですね。いつか、自分でビールをテイスティングできるスペースを作りたいとも考えています。

静岡醸造のロゴがとてもしゃれですが

こだわりなどはありますか?

特にこだわりはありません。地元のデザイナーさんに描いてもらいました。ですが、そういった地元との繋がりをもつことも大切であると思います。

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今後の目標などはありますか?

やはり、自分が楽しんで仕事をすることです。また、雇用を増やしてビールの関係人口を増やしたいと思っています。ゆくゆくは「ビールといえば“静岡”」と呼ばれるようなビールの街にしたいです!!

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静岡醸造

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